ここでは,郵便番号から住所の検索を行うプログラムを作成します.
zipcode.csv にファイル名を変更してください.nkfコマンドがインストールされているなら,ターミナルで次のように入力しましょう.
nkf -u --overwrite zipcode.csvCtrl+x RET f と入力すると変換したい文字コードを聞かれますので,utf-8 と入力してください.ZipCodeとしてください.例題1. お弁当の料金表が参考になるでしょう.
初期化処理(initializeメソッド)でzipcode.csvを読み込み,HashMap型の変数に
郵便番号と対応した住所を追加(put)しましょう.
その後,検索処理を行います.検索処理はsearchAndPrintメソッドとほぼ同じで良いでしょう.
キーとバリューそれぞれの型は何が良いかを考えて作成しましょう.
ダウンロードした csv ファイルは,各カラムがダブルクォートで囲まれています.
これを削除するには,以下のメソッド(stripQuote)を使うと良いでしょう.sampleCodeメソッド
はstripQuoteの使い方の例です.sampleCodeメソッドにあるように,splitで
得られた配列の各要素を順にstripQuoteに渡すことで,
ダブルクォートを除いた部分を取り出しています.
String stripQuote(String item){
if(item.matches("\".*\"")){
return item.substring(1, item.length() - 1);
}
return item;
}
void sampleCode(){
String value = this.stripQuote("\"クォートで囲まれた文字列\"");
// valueには,"クォートで囲まれた文字列"が代入される.
}
$ java ZipCode 6038035 6038047 1000001
6038035: 京都市北区上賀茂朝露ケ原町
6038047: 京都市北区上賀茂本山
1000001: 見つかりませんでした
100-0001 は東京都の郵便番号ですので,京都府の郵便番号表では見つかりませんので, 上記のように「見つかりませんでした」と出力されています.
以下の仕様に従った名前と電話番号のペアを管理する電話帳を作成しましょう.
PhoneBookとしてください.add 名前 電話番号
list
find 名前
remove 名前
exit
SimpleConsole.javaを利用してください.
SimpleConsole.javaをここからダウンロードし,プログラムと同じディレクトリに置いてください.
java
SimpleConsole console = new SimpleConsole();
String line = console.readLine();
newは1度だけ行えば良いです.String型のsplitメソッドを利用しましょう.
String[] items = line.split(" ");SimpleConsole.javaは一切変更してはいけません.
PhoneBook.javaには,SimpleConsole.java のコードを貼り付けてはいけません.> list
> add tamada 090-1111-1111
> find tamada
tamada 090-1111-1111
> find akiyama
> add akiyama 090-2222-2222
> list
tamada 090-1111-1111
akiyama 090-2222-2222
> remove akiyama
> find akiyama
> add tamada 090-1111-2222
> list
tamada 090-1111-2222
> exit
>で始まる行が入力を表しています.
最初は電話帳に何も入力されていないため,listコマンドを入力しても何も出力されません.
データをaddコマンドで追加していくことで,結果が変わってきます.